【契約交渉のスキル⑧】契約交渉スキルがもたらしてくれる、ありがたいオマケ😊
こんにちは、ペンギン男です🐧
連戦連敗だった契約交渉が、なんとなく自分で対処出来始めてきました。前回の記事↓
やったー!というより、良かった。安心した、
というのが本音。
ぼんやり気付いていたことではありますが、契約交渉スキルはかなり広く使い勝手があることを再認識することとなりました。
今回は、契約交渉の、そんなメリット面に触れたいと思います。
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【目次】
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契約交渉の専門家としての、ゆるい評判獲得
広くお声がけがある
社内はもちろん、メーカーさんからも「直接の担当でないのはわかっているが」という枕詞つきで、丁寧に相談されることが増えました。嫌な顔をせず、丁寧に対応していると本業での有利な計らいをして頂けることに😊
当然ですが、いい評判というのは、ありがたいものです。
すべては契約交渉ととらえると取りこぼし少ない
そんなに大げさなことではなく、
- 収益もしくはその他のメリット
- 金額もしくは手間のコスト
- 貸し借り
という三つの要素のバランスで、個々の事項を判断できるようになったもの。特に、「貸し」は、「信用」とほぼ同じ意味。
事業計画が、より地に足のついたものに
- ターゲットとする対象
- 収益のシミュレーション
- コストの削減
など、実際の契約交渉で言及されたトピックなどを勘案することは、事業計画の策定やその説明の時にも、なかなか有効でした。
実績と、地に足のついたスキルが功を奏した、良い例です。
後ろ向き案件の交渉を有利に
後ろ向き案件のツケ
仕事を進めていて、もっとも困るのが所属部署が長年抱えている後ろ向き案件の処理。
誰も手に負えないと思って管理も適当💦
審査担当部門にも、現状や見通しをちゃんとした説明ができないこと多し。
単純に、その担当になったものが、貧乏くじを引いた形になります💦私も、その落とし穴に💦
対処
ラチがあかないので、事業計画に倣う形で、不良債権(正確には債権ではありませんでしたが)の回収につき、
- 経緯
- 懸案事項の列挙
- その解決可能性と、解決できない場合のリスクのインパクト
- 回収具体策
- 回収可能性
- 回収スケジュール
をまとめ、審査担当部署を説得するための社内行脚。
成果
過去、審査担当部署から、常に、早急な対処を迫られていた、こうした後ろ向き案件の現状を共有して
- 不良債権額の圧縮の支援
- 回収の目処明確化
- 未回収部分の会計処理方法
の新たな合意をとりつけることを優先。
これは、
- 近い将来の損失につながるリスクを最小化するべく審査担当部門のは支援を取り付け
- 残ったリスクについての、対処法を社内で合意し
- 新たな事業計画に関する社内承認とりつけの際に、必ず「まだ、あの案件も片付いていないのに、新たにリスクとって大丈夫か?」という手続きのストップ要因の排除
に成功につながりました。
まとめ
以上のストーリーをまとめると、次のようになるか、と。
- 契約交渉の専門家は少ないので、色々派生効果がある
- 契約交渉を通じて、やりとりした貸し借りは「信用」に
- 契約交渉でのコミュニケーションが事業計画への好影響に
- 新規案件だけでなく、後ろ向き案件にも契約交渉は奏功します
また、次回。
#契約交渉
#契約書
#不良債権