【経済指標を使いこなす②】経済指標と深い関係のある統計不正のことを少し。そして、事業計画対策ファースト
こんにちは、ペンギン男です🐧
気のせいか、最近、経済指標というワードを耳にしませんね。しかし、なかなか、雄弁だし、使い勝手もある数字です。
前回の記事↓
ちなみに、経済指標の王様?!、経済財政白書は、実は、なかなか読み応えありますよ↓いつか、記事にできればと思いますが、流石に需要なさそう💦
出典はアマゾンさん。
ちょっと時期遅れの、時事的なトピック
珍しく、時事的なトピックを。経済指標関連。
でも、旬は逃してます💦 覚えてますか?↓
かつて、統計不正の問題に焦点が当たっています が、経済指標なんかは、まさに、統計の集積。
厚生労働省という、成熟し、少子高齢化した社会において最重要の省庁が扱う数字に信頼性がなかったとなると、それこそ大問題。経済指標と言いますか、もっともっと身近な数字。老後の2000万円問題もなかなかマイナスのインパクト強かったですよね💦
そこから敷衍して、当然、他の省庁は大丈夫なのか?!という議論になります。
厚生労働省の数字はデタラメで、内閣府や財務省の数字は大丈夫という理屈は、なかなか通りそうにありません。
なお、経済指標っていうと、経済産業省というイメージありましたが、実は、内閣府が管轄。
内閣府というのは、言わば、首相直轄部署みたいなものらしいです。
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【目次】
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統計指標ロスにはならない?!
そんなに重要な数値の信頼性が崩れるなら、
「経済指標ロス」という、一種のパニックになっていても、おかしくないはず!!
しかし、聞こえる声は、厚生労働省をはじめとする政府批判ばかり。経済指標という客観的な数値を大事にしようという視点が疎かに。
もちろん、なんだかんだ言って、経済指標につき、そんなに関心が高くないことも、大きな原因の一つでしょう。
ただ、様々な経済指標を獲得するには、それなりの仕組みと、膨大なデータ収集作業が必要なので「替えがきかない」のです。実務担当の方の仕事を思いやると、頭は下がります汗
やれやれ。
それに、統計の仕事って、おそらく地味そう。経済指標というともっともっとらしいですが、果てしない足し算と引き算を繰り返されていることでしょう。
いつか、統計自体のお話をさせて頂く機会もあろうかと思いますが、とにかく、地べたを這うようなステップバイステップの業務。それこそ、経済指標。
指示するだけのポジションの人はよいですよ。
でも、今回の事件では、ひたすら自分の手を動かすことになる、担当者の方に、心から、お悔やみ申し上げたい気持ちです💦
通常の業務に加えて、何年ものデータの見直しなんて、気が遠くなりそう。。。。
事業計画対策ファースト
世の中の動きに無関心ではいられないにしても経済指標のエキスパートになる予定はありません。
飽くまで、事業計画の策定や交渉への貢献が期待できる範囲に絞って、お話をしていきます。
事業計画でよく質問されたり、こちらからアピールすることの多いアイテムは、だいたい決まっています。そこでは、ついつい経済指標を使ってしまいます。また、効果あるのですよ😊
そうですよね。例えば、仕事で英語を使う時に明らかですが、毎回毎回、そんなに広く深い、ボキャブラリーを駆使する必要はありません。
毎回、多少のバリエーションはありつつ、だいたい同じことを扱ってます。。。。もちろん、経済財指標の個々の数値は異なるわけですが。。。
事業計画の関連記事です↓
最初に「比較」あり
急にテクニカル(というほどでもありませんが)な話題を。
経済指標も、普段活動している国や企業の生の姿を数字の形で集計したもの。
なので、経済指標の個々の数字を見ても、その良し悪しは、なかなか分かりません。逆に、その良し悪しを、こちらで判断し、事業計画にプラスに働かせることもできます。
じゃあ、どうするかというと、単純に、経済指標間の
「比較」
を用いること。
よく、数字だけを出してきて、あとは、目が痛くなるような小さな文字で埋まったエクセルの試算表を見せてくる人いました💦
それでは、いかに経済指標とはいえ、数字に意味を持たせられません。
フェアな範囲で、どういう比較であるかを、明確にした上で、比較表をつくると有効です。
そうすると、事業計画のプレゼンの受け手側が、判断するヒントをもらえるので、確実に喜ばれます🙂
まぁ、価格.comさんが、ユーザーの購入決定な際に果たしている役割と似たようなもの。
ノーム値(基準値)を用意しましょう
「ノーム値」。
分かったような、分からないような用語。
要は、過去データがあまりないので、過去の数値の位置付けが分からなくて困っている時に、威力を発揮します。
このくらいの数字かアベレージですよ、と言ってあげられること。
【ノーム値の定義】
厳密には、どうして、その数字が基準値と言えるのかについて迄、突っ込む方もいらっしゃいます。
ただ、「ノーム値」と前置きすることで、最初に牽制しておけば、日本では、まだ、大丈夫そう💦
情報の適切な「編集」
このご時世、説明責任はデフォルト。
いい加減なデータ供給は、やぶ蛇です。
しかし、TPOに則った、適切な「情報の編集」の効果はなかなか、思ったより賞味期限が長そうです。ユーザーの意図を汲み取っているという意味で。
また、次回。
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