【経済指標を使いこなす③】プレゼン映えするGDP!アベノミクス好み😊
こんにちは、ペンギン男です🐧
前回の記事では、事業計画との関連で、経済指標を取り上げました↓
しかし、事業計画という、いかにも、もっともらしい種類のドキュメントゆえか、経済指標と相性がよいのです。 もちろん、相性よいからといって、乱発はよくありませんが、適切な経済指標と事業計画のコラボは、よい結果を生むことが多かったですね。
具体的には
- 経済指標による事業計画のお化粧=より、もっともらしく見える
- お化粧レベルにとどまらず、経済指標によって、事業計画をより実態に即したものにプラッシュアップできる
点が挙げられます。経済指標は、まさに、プレゼン向き!
そんな経済指標の中でも、もっとも経済指標っぽい、GDPを。
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【目次】
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経済指標への親近感
普段、あまり親近感をもつことのない経済標。
ただし、ビジネスとの関連で見ると、意外にも通常のオペレーションとの密接な関係あることを発見します。
そんな一面に加え、統計不正など、時事問題も絡んでくると、経済指標はグッと身近に感じます。さらに、経済指標を作り出す統計にも、注目が集まります。
そろそろ、統計の資格、勉強しはじめようがな。
経済指標の王道 GDP
一国の経済力を図るという「GDP」。
Gross Domestic Product。
所属の国籍はどうあれ、日本国内での経済活動に関し、その数字を追うもの。
1980年代くらいまでは、GNP=Gross National Productを採用していたとか。
日本国の内外は関係なく、日本国籍の個人なり組織が達成した経済活動の総和。
国内「純血」主義だった時代の名残?!
そう言えば、アメリカの知り合いが、アメリでは、アメリカで生まれればアメリカ国籍を取得できる。なのに、日本では親の国籍に左右される。何故か!とよく私に質問してました。
真っ直ぐな人柄の彼だったので、可哀想でしたが、そんな面倒な質問の度に「では、どうして、アメリカは、あれだけ理想主義を語っていながら、広島と長崎に原爆を落としたのか?」と聞くと、沈黙に。
なんか、悪いことしました。。。
事業計画におけるGDPの位置付け
もちろん、GDPがわかったところで
- その国のすべてがわかるはずもありませんし💦
- その事業の実現可能性が明らかになるはずもありませんし💦
- そもそも、どの程度の水準以上なら事業遂行に問題にない!と言い切れる目安もありません💦
実際、国としてはボロボロでも、一企業としては、大成功を収めているケースは、アフリカあたりだと、今でも見受けられるのでは!?
要は、みんながぼんやり合意している議論の スタートの仕方のようなもの。
物事を把握するのに、まずは大きなところから始めて、徐々に全体像を把握しようという、伝統的なアプローチと言えましょう。
事業分析における、「最初の、重要な、第一歩」といった感じ。
GDPをもうちょい深掘り
ここでは、GDPの水準に応じた取り扱い方を。
GDPの水準が大きい、もしくは期待されているより大きいケース
→ゴチャゴチャ言わずに、数字をどんと大きく書きましょう!
GDPの水準が微妙なケース
→もし伸びがあるようなら、経年変化を強調して、右肩上がりのグラフを描きましょう。
→ 出来れば類似の国を見つけて、この国だけが特別なのではなく、どの国も同じような水準であり、いまは歯をくいしばる時なのだ、と言い切りましよう。
→もっと大きな視野での把握を訴え、この数値の問題への注目具合を和らげましょう。
GDPの水準が低いケース
→ ここは正直に書いて、代替となる情報収集に努めましょう。
たとえば、
- 🌟ある産業は好調ながら、GDPは低い国を例にあげ、GDPが全てではないという当たり前のことを強調しましょう。
- 🌟また、経年変化で、「絶対値」ではなく、「伸び」を強調しましょう。
- 🌟GDPの中でも、好調で伸び代のありそうな産業を強調しましょう。
- 🌟仕掛かり中のビジネスは、GDPの水準には、さほど左右されない要素を見つけて強調しましょう。
そのほか
もちろん、GDPは、支出面から見れば、
- 消費支出
- 投資支出
- 政府支出
- 輸出入のバランス
の四項目からなるので、多面的な説明は可能といえば可能です。
ただし、特別な理由あるときは、ともかく、GDPは各論で攻めるというより、象徴的な数値なので、事務的な負担にも考慮、さらっとスルーするところだと感じています。
また、次回。
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