【経済指標を使いこなす④】アベノミクスも目指すはGDP!!
こんにちは、ペンギン男です🐧
前回の記事↓では、経済指標の代表的な位置付けの「GDP」を扱いました。
ここでは、そんな経済指標の代表格「GDP」と、やや実務的な性格の強い格付けという指標(「格付け」を経済指標という呼び方はあまり耳にしたことがありません。ただし、経済的な状態を知らせるシグナルという意味で経済指標と同じように扱います)
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【目次】
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経済指標の代表格GDPの高い認知度
GDPは、テレビのニュースでも、事業計画上でも、本当によく見かけます。
これは、カントリーリスク↓などの国の状態を審査する際に、国の状態をはかる端的な数値として認知され、合意されたということかと考えます。
そう、経済指標中の経済指標です。
なので、まずは、GDPは、特に加工や編集しなくても、生のまま出しておけばよいので、この点、楽ちんです。積極的に活用すること有意義と思います。
もっとも、これくらい認知されてしまうと、この経済指標の掲載はMUSTになるので、ひと手間増えたといえば、増えたことになります💦
GDPに次ぐ、国家に関する経済指標は、なかなかありません
さて、GDPのアピール度があまりに高いのか、GDPの他に、国を代表する経済指標はなかなか見当たりません。
正確に言うと、なくはないのですが、馴染みがないせいか、あまり受けがよくありません。
どんな経済指標があるというと、例えば、
- 為替相場
- 国家予算
- 国の総資産
- 国の外貨準備高
などなど。
とはいえ、参考情報としては、なんとなく、サマにはなる経済指標ばかりではあります。
もっとも、なんらかの勝算あった上で、すなわち、大きな経済情勢とか、政治の話に踏み込むなら、こうした経済指標の活用は有効でしょうし、さらに、もっとたくさんの材料が見つかると思います。
ただ、プレゼンの受け手側の、経済指標リテラシーにもよりますが、このあたりの数値は、あまり多用もしくは深掘りしても、印象はどうか、と。経済指標の活用も、費用対効果次第です💦
ほかにも、なかなかのパワーある買い指標あります!
敢えて挙げると
があります。ここらあたりの経済指標は、微妙に受けが良い印象あります。シンプルなランキングだったりするので、分かりやすいのですね。テレビ番組でもよく見かけるのも納得。
国債の格付け
国債というと、端的には、国の借金。
日本でもよく話題になります。ちなみに、日本の借金はもろもろ合計して1100兆円ほど!!↓
さらに、この経済指標、ますます上昇し続けています。どうするんでしょう、この先💦
この経済指標は、生の数値というより、一定の評価を含みます。国債を格付けし、すなわち、その国が、どの程度の確実性をもって借金を返済できるかどうか判断しています。
要は、国の信用度と言って良さそう。
トップはオーストラリアとかカナダ。アメリカは12位くらい。
日本は25位。あんまり信用されてない?!でも、一兆円も借金あっても、この順位なら健闘したいるほう?!
格付けという経済指標は、なんと、民間会社の手によるもの!
そりゃそうですよね。こんな「評価」も含んだ経済指標を、特定の国が準備していれば、どうしても、お手盛り感が強いかも💦
国連による格付け
国債格付けは投資家も判断材料にしており、言ってみれば、上位陣を対象にしています。
一方、国連は、その性格から、経済的に困難を抱えている国々を対象としています。
なので、バンバンお金を儲けるため!というよりは、開発援助的な性格の強い経済指標です。
そんな低い信用度のところとビジネスをやる機会は一般には多くないと思われますが、実際には存在するので、活用の機会はちゃんとありました。
後発開発途上国(Least Developed Country)として国連が認定。アフリカは30カ国くらいエントリーしてます💦 ザンビアとかマラウイとか。
一人当たりの国民総所得
これは、言ってみればGDPに紐ついたものですが、GDPから直接は算出されないこと、そして、一人当たりという分かりやすい単位に還元されている点人気。
2017年で言えば、1位はルクセンブルクで10万ドル=約一千万円。アメリカは7位で6万ドル=約6百万円。
日本は23位で4万ドル=約4百万円。あんまりパッとしないポジション💦
なお、先程、国連格付けで言及したマラウイはほぼ最下位の186位で、300ドル=3万円。
日本の1パーセント以下💦強烈な格差!
また、次回。
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