こんにちは、ペンギン男です🐧
契約交渉がいろんなところで、その威力を発揮することは前回ご説明の通り。
相手がどうあれ、基本はあまり変わりません😊追加の手間は、ありがたいことに、あまりありません😊具体例で見ていきたいと思います。
————————————————————————
【目次】
————————————————————————
銀行 〜通常の借り入れ〜
これは都市銀行さんであれ、政府系の中小向け金融機関であれ、そんなに手続きは変わらなかったと記憶しています。
銀行さんとしては、貸し出し対象につき
- 反社会的勢力と付き合いないこと
- 貸し出し目的が適正であること
- 帳簿が整っていること
- 黒字であること
- 焦げ付きの実績ないこと
- 必要な担保あること
- 登記簿謄本などの公的書類の整っていること
- 経営者が信頼できる人であること
あたりが関心事。
数字や書類の準備は淡々と進め、あとは上記の項目に関して、相互矛盾ないようにコミュニケーションとること肝要。
全体の整合性は、契約交渉でも第一優先度。
変に矛盾あると
- 説明の信憑性が失われる
- 追加の資料作成の必要性がでてくる
- 追加の条件が加わる
- 銀行による審査時間が長引く
などのデメリットは避けられません。そう、デメリット満載です💦
コンサル向け提案
いわゆるコンサルの方の下請けのような仕事をする場合、もちろん、アイデアの新規性や市場性は歓迎されます。
ただし、イメージとしては、整理された資料つくりが、もっとも歓迎されたかも。
例えば
- 全体として矛盾ないこと→すなわち整合性
- 必要な項目の網羅→ケースバイケースとは言え、理念だけではなくビジョンも加えてほしいという「書類としての網羅性」を大事にする人も。理念とビジョンの考え方の棲み分けを相互に納得するのは、面倒でした。
- 細かい質問への迅速な回答→お仕事柄か、質問には、即座に回答しないと調子が狂うのだとか。もちろん、ケースバイケース、そし人によります。
契約交渉と並行して動かしてきた事業計画の
策定のメソッドが生きた場。
広告系のコンペ
公共広告機構など、広告系のコンペ。
消費者に与える実質的な効果より、未だにクリエイティブ的なことがもっぱら、きにされているのも、現場の実情。
従って、経済合理性を重視しているのは、こちらサイドだけ。期待される経済的な効果は脇に置いて、クリエイティブ周り(だと思うのですが💦)の、やたら細かい、またはトリッキーな質問の嵐。
ここでは、契約交渉で必要とされた、
- 事前のストーリー作り。議論をこちらのペースにのせる狙い。
- 事前に想定されるQ&Aの洗い出し
- 着実なロジックな積み上げ
が役に立ちました。
まとめ
あくまでケースバイケースではないか?というご意見があるのも私なりに承知しています。いずれにせよ、少なくとも実体験に基づいて
- 銀行向け
- コンサル向け広告
- コンペ向け
という風に、契約交渉スキルの転用が、業界を超えて役立つことが多少なりとも共有できれば幸いです😊
また、次回。
#契約交渉
#契約書