【経済指標を使いこなす⑨】金利
こんにちは、ペンギン男です🐧
金融絡みで、通常のビジネス推進上、その取り扱いに、なかなか頭が痛いのは、為替と並んで、金利です。
今は超低金利時代なので、余程の大きな金額でなければ、極端に影響が出ることはないでしょう。
ただし、毎月、静かに、自動的に発生しているコスト。銀行さんとの安定的な関係維持の目的でも、変なところでつまづくことなく、着実に処理したいところ。
そうです。金利スワップなど、デリバティブで儲けるたつもりがないのなら、失敗を如何にしないか、に留意すべき分野です。
また、金回りが悪いと、本業の調子が良くても、いきなりビジネスがストップすることもあるので、事業計画と並行的に進めること肝要です。
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【目次】
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何が問題になってくるか
ざっと、
○金利水準
○返済期間
○担保
あたりに焦点があたります。
どれも、普段の生活でなかなかお目にかからない、馴染みのない数値である点、厄介です。
金利水準
銀行毎にそんなに大きな差は現状ありません。
相見積もりを丁寧にとっていくことで、問題ないかと思います。
事業計画のプレゼン目的で、おもな金利は一応、抑えておいたほうが無難です。
金利(預金・貸出関連) : 日本銀行 Bank of Japan
The Fed - H.15 - Selected Interest Rates (Daily) - October 23, 2019
変動か固定か
借り入れは、基本的に、後に残す負担です。
ALM(Asset Liability Management)など資金管理に本腰を入れているのでなければ、リスクとコストが予め固定する、固定金利一択でしょう。
ALMとは、企業の資産と負債の関係を最適化する財務戦略。
念のため、変動金利で借りた時と、固定金利で借りた時のシミュレーションによる比較は、精神の安定のためにも、有意義とは思います。
返済期間
本気で、もっとも望ましい水準を求めようと思えば、先ほどのALMほかの、かなり厄介な手続きを踏む必要あり、あまり、おススメできません。費用対効果が悪過ぎる懸念あります。
銀行さん側から、その時の借り入れ金額に対応する、一般的な期間で見積もりを出して頂くことで、概ね、解決する問題か、と。
リスクヘッジ
ここは、話が面倒になるので割愛。もし、需要あれば、ちょっと深掘りする用意はあります。
担保
不動産あたりあると、話はスムーズです。
ただし、最近のトレンドだと、そんな条件をつけると借り手がいなくなるせいか、要求されるのは、経営者の個人保証くらいでしょうか。
あとは、純粋な担保ではありませんが、銀行さん側から要請のあり、銀行さん側の判断の根拠となる、書類をタイムリーに提出することが肝要です。
ここで言う書類とは、
○三年分の財務諸表
○定款
○登記簿謄本
○会社案内、あたりです。
もちろん、
○予算
○キャッシュフロー表
あたり提出できれば、銀行さん側から喜んで頂けると思いますが、なくても、大丈夫そう💦
返済履歴
とにかく銀行さん側も、全くデータなければ、貸出先として、まともかどうか判断のしようがありません。
なので、とにかくも、少額で短期間でも、貸出そして返済履歴あると、内部的に、かなり説得力をもつようなので、この点は留意頂いて、損はないと思います。
また、次回。
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