「毒薬条項」と呼ばれる防御戦略【MA=企業買収合併は何より事業計画を必要とします④】オモシロ系マニアックな用語がたくさん😊
こんにちは、ペンギン男です🐧
前回の記事はかなりお固い内容になってしまいました↓
その反省?もあって、今回は、実務で実際に使われていた、テクニカル用語のご紹介を。
積極的な価値があるかどうかは、ともかく、それなりに凝っているなぁ、とは感じます。
もちろん、MAには小難しいこともたくさんありますが、しょせんは人間のやること。ゆるく、ぬるいものも少なからずあります。そんな、ぬるい感じを共有します💦
————————————————————————-
【目次】
————————————————————————-
IT業界、ファイナンス業界と広告業界は、新語好き
なんか意味がよくわからない、カタカナの新語でてきたら、この三つのいずれかの業界発のことが多いと感じています。
新しい事象を説明するのには、新しい言葉を!
ということなのでしょうか。実際、アメリカの人は、そういう風に考えているケースが多かった印象あります。
例えば、
など。正直、どれも、すぐには内容わかりませんよね。ニュアンス先行型。
新しいお酒は古い皮袋に入れるな、新しい皮袋にいれろ、という聖書の言葉もあるには、ありましたが💦
新しい酒を古い革袋に入れる(アタラシイサケヲフルイカワブクロニイレル)とは - コトバンク
では、実際の事例をパラパラと
①Piggy Back(直訳:豚の背中)
- 想定されるケース)自分の、とある投資先に、有力な投資家、たとえば、AIUさん(アメリカの大手投資企業)とかがいて、かつ、自分の目利きに自信ない場合。
- 効果)有力な投資家が株を売るときは、自分も売らせてもらえる権利を得られます。
- コメント) 恐ろしく、他力本願な合意。 よく一般化したものです💦
②Crown Jewelry(直訳;王冠の宝石)
- 想定されるケース)敵対的企業乗っ取りの時
- 効果)会社の重要な資産を売り払うことのできる権利
- コメント)もう、ヤケクソにしか聞こえません💦
③Golden Parachute(直訳:金のパラシュート)
- 想定されるケース)敵対的企業乗っ取りの時
- 効果)買収される側の経営者などが、多額の退職金などを付与されて、会社の資産を残さない権利
- コメント)ヤケクソになると、いろいろ思いつくのですね💦
④Packman Defence(直訳:パックマン防御)
- 想定されるケース)敵対的企業乗っ取りの時
- 効果)敵対的乗っ取りをやり返す
- コメント)「やられたら、やり返す。倍返しです」。もうすぐパート2制作が動き出すと噂の、人気テレビ番組のテイスト通り💦ゲームのパックマンからの命名らしいです。
⑤Poison Pill(直訳:毒薬条項)
- 想定されるケース)敵対的企業乗っ取りの時
- 効果) 既存の株主に新株予約権を付与し株を買増ししてもらって、経営の決定権を維ようとするもの。
- コメント)名前の毒々しさの割には、もっともまとも?!な対処法。
こんなユーモラス?な表現を事業計画書に盛り込んだ時の反応
良い反応、悪い反応、半々。エピソード・トークならともかく、もっと一般化してからでないと、ふざけている印象を与えがちでした💦
また、次回。
#MA
#企業買収合併