【百万人の天気教室⑤】温帯低気圧と温暖高気圧と寒冷高気圧
こんにちは、ペンギン男です🐧
低気圧というと、とりあえず、天気を崩す要因というイメージあります。低気圧にも、温帯低気圧と熱帯低気圧があって、ネーミングからしても似たようなものだと思っていたのですが
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低緯度の熱帯の海洋上にできる低気圧は、熱帯低気圧という。熱帯低気圧は、発生の仕組みも構造も、温帯低気圧とはまったく異なっている
ということだそうです。
私だけかもしれませんが、なんと、天気について知らないことが多いことでしょう💦
出典はアマゾンさん。
前回の記事↓
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【目次】
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そもそも低気圧とは
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低気圧とは、まわりより気圧が低いところである
え、そんなシンプル💦さらには
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等圧線の形が漠然としていて、まとまりがないときは低圧部という
「低圧部」。初耳。
P-144を編集
低気圧は、発生する場所と原因により、次のように分類される
はっきりとは分かっていませんが、熱帯低気圧は台風をもたらす、激しい?低気圧。これに対して、温帯低気圧は、台風までには届かないものの、通常の悪天候をもたらすものという対比でしょうか。
先の引用で「熱帯低気圧は、発生のしくみも構造も、温帯低気圧とはまったく異なる」とあります。わたしには、どちらも発生する場所だけ違うものの、悪天候をもたらすことでは同じくらいにしか思えませんでした。しかし、台風とふつうの悪天候は一緒に出来ませんよね💦
高気圧とは
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高気圧とは、まわりよりも気圧が高いところで、閉じた等圧線で囲まれている
「閉じた」というところがポイントでしょうか。低気圧が悪天候をもたらすのに比べて、高気圧はこじんまりとまとまり
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下降流のところでは、断熱昇温により雲が消えるので、天気がよい
要は、穏やかなようです。さらには
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高気圧は発生の原因と構造から、寒冷高気圧と温暖高気圧の二つに分類される
なんと、高気圧にも「寒冷」バージョンがあるのですね💦
温暖高気圧
日本付近では、夏季のの太平洋高気圧が相当し、発生場所から、別名「小笠原気団」というとか。梅雨前線を生じるものですね↓
寒冷高気圧
これが「シベリア高気圧」、「シベリア気団」というのだとか。
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この高気圧が南下すると、下層から暖められて不安定南下大気となり、天気が悪くなることがある
「シベリア気団」というのは、冬によく聞きますね。確か💦
シベリア「高気圧」なのですが、悪天候をもたらし、あまり「高気圧」っぽくないので、天気予報なんかでは、単に、シベリア「気団」と呼ばれているのかも。
移動性高気圧
これもよく聞きますね。しかし、どの高気圧も移動するはずですが、動きが激しいということでしょうか?
解説を読むと必ずしもそういうことではないようですが
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移動性高気圧の南側では、停滞前線があるため、ふつう雲が多い
もう、
- 低気圧=悪天。特に、熱帯低気圧だと台風。
- 高気圧=好天。
という単純な二分法はやめなくては💦
まとめ
以上のストーリーをまとめると、次のようになるか、と。
- 低気圧はまわりより気圧が低いところ。なんと、前線がないのと、前線があるのが並存
- 高気圧はまわりより気圧が高いところ。高気圧でも移動性高気圧は雲を誘いがち
- 温暖高気圧は日本付近では、小笠原気団と呼ばれる
- 寒冷高気圧は、日本付近ではらシベリア気団と呼ばれる
また、次回。
#百万人の天気教室