4000kmの旅。西遊記的世界へ出発【中国ノマド旅①】中国・新疆ウイグル自治区のウルムチに向けて
こんにちは、ペンギン男です。
中国バックパック旅行の皮切りとしてまずは、鑑真号という船で上海へ。
鑑真号の鑑真とは、昔、日本を訪れた偉いお坊さんのようです。
社会人になってからは、海外出張につぐ海外出張で、外国を訪れる頻度も飛行距離も相当稼いだ私ですが↓、この頃は、まだ新鮮でもあり、それだけに怖さもありといった状況でした。
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【目次】
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上海の次は? ウルムチ!?それどこ?
西遊記的世界へ出発
新疆ウイグル自治区は、中国の北西に位置し、パキスタンやカザフスタンとも国境を接してます。その省都がウルムチ。
なんと天シャン山脈も近いとか。
説話の舞台のよう。「西遊記」的世界です。そして「僻地」感が強い💦
なぜウルムチか?
ウルムチなんて初めて耳にしましたし、新疆ウイグル自治区に関心があった訳でもありません。
遅ればせながら「地球の歩き方」をみて、
- とにかく遠いところがよいと思ってましたが、なんと、列車で三泊四日かかる(地の果てか?!。上海・ウルムチ間4,000km)
- シルクロードで有名な都市が途中の駅に (敦煌 トンコウ とか、吐魯蕃 トルファンとか)
- 外国人には解放していない都市に近い(拉薩 ラサ とか)
の条件が揃っていたので、決定。
列車の中 しっちゃかめっちゃか
とにかく、ガヤガヤ。
ゼロから金を作ることができると豪語する
おじさんは、私の席から離れず、
いつのまにか彼の嫁自慢に。
ちなみに、寝台車なのですが、他人の
シートには、皆さん、自由に出入り
しがちでした。
このおじさん、私が好きなのか?
変わった癖なのかもしれないが
なんかウィンクしてきます。
あと、ずっと、脂っこい、そして
ほこり臭い匂い。。。悪臭。
日本人も醤油臭いと言われていたそう
です。
慣れない臭いは、こんな辛いものなのか
と痛感しました。
多難な列車旅行の始まり💦💦💦
途中の風景(を楽しむ、心の余裕なし)
ひたすら河川か、痩せた土地の連続。
先進国との経済格差といいますか
少し胸の痛い時も。当時は中国も
経済的に苦戦中。
とはいえ、正直言って、自分のことで
精一杯で常に次の瞬間の心配ばかり。
景気を楽しめる瞬間ゼロ。
砂漠現る!!
生まれて初めて目にする砂漠。
ゴビ砂漠。
有名な映画の「アラビアのローレンス」を
思い出します。
主人公のローレンスは(もっとも彼の砂漠
は、アラビア砂漠ですが)砂漠をなぜ
好きなのかと問われ
それは、砂漠がクリーンだから
と答えていたことを思い出します。
単に清潔という意味ではなく、純粋という
意味をふくめていたのでしょう。
ゴビ砂漠には、当てはまらなさそう。。
結構、奥に進んでも、ゴミが落ちている。
恐らくは、列車から捨てられたもの。
クリーンとは程遠し💦
砂漠で事件!!
ゴビ砂漠に通りかかって、間も無く、
突然、停車。
車内が、ざわざわと。
ずーっと続いていた雑談がピタッと
止まり、列車の外を全員で見る姿には
なにか、まずい事態に陥った感が満載
でした。
まさか、砂漠で閉じ込められた?!
おいおい、冒険しにきたのではある
けれど、冒険過ぎるだろう、と落胆。
しかし、一時間ほどしたら、運行再開
しました。ホッ。
停車はよくあることらしく、実際
その後も数度ありました。
珍しくないことなのに、どうして
あんなに皆騒いでいたのかというと
なんかあれば、とにかく、騒ぐのだ
とか。
勘弁してください。。。。
(勘弁してください、という言葉、
その後、何度言ったことか)
また次回。
#中国
#ノマド