こんにちは、ペンギン男です🐧
『心頭滅却すれば、火もまた涼し(すずし)』という、精神論の極致のような言葉を、みなさん、覚えていますか。
言葉の内容とは別に、耳障りとしても、体感温度ともども、暑苦しいイメージあります💦
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【目次】
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夏休みにて
夏休みあたりに、ぼぉーっとしていると、それを見つけたオトナが、よく口にしていたような記憶があります。もっぱら、夏の暑さを我慢するための警句といったイメージあります。
言葉の由来
さて、この言葉、昔の中国あたりから渡ってきたものだろうぐらいに思っていて、それも、確かではあるらしいのですが、日本では、もう一つエピソードが挿入されています。
何かといえば、これは、かの戦国武将たる織田信長↓が関係しているとか。
延暦寺焼き討ち事件
なにかと自分の言うことを聞かない、滋賀県の比叡山にある延暦寺というお寺。当時、一大勢力だったとか。これを織田信長は、建物だけではなく、お坊さんも丸ごと、焼き討ちしてしまったという、コンプライアンスもなにも、あったものじゃないくらい思い切ったアクションに出た事件。
ただ、当時の延暦寺は、「僧兵」という、武装した、お坊さんが、なかなかのパワーだったらしく、決して大人しく、世間離れした人なんかではなかったようですね。
その焼き討ちにあったときに、そのお坊さんの一人が、吐いた言葉が、『心頭滅却すれば、火もまた涼し』だとか。
ですので、単に、暑いのを我慢しなさいというレベルではありません。我慢、すなわち、心のコントロールで、暑さのみならず、何事もなんとかなる、という趣旨だとか。かなりシビアと言いますか、かなりレベルの高い、自己マインドコントロールですね💦
伝言ゲームのルートは?
あれっ?!
焼き討ちされて、誰も生き残らなかったとされているようですが、そうすると、誰が聞き取ったのでしょう。死の間際だった、このお坊さんを手にかけた、織田信長側の武将が、聞き取ったとか?!しかし、わざわざ、自分の命をとった相手に、死に際に伝言するもの?!
山本周五郎さんあたりも、どうも、引っかかっていたようです
これは、山本周五郎さんの『もみの木は残った』という作品でも、似たようなことが書かれているので、皆、考えることは似ているようです。
出典はアマゾンさん。
しかし、この言葉、熱い盛りの夏場に、やたらとガッツを要求する時の、常套句として、水道水の味とともに、よく覚えています。
また、次回。
#心頭滅却すれば火もま
#織田信長
#焼き討ち