【グロービスMBA集中講義 [実況]ファイナンス教室①】大型ファイナンスの需要傾向。重厚長大産業から、事業継承へ?!
こんにちは、ペンギン男です🐧
早速ですが
「ファイナンス」とは?
「ファイナンス」という言葉の使われ方もなかなかに広いものがあります。もっとも一般的なものは、アイフルさんとかプロミスさんなど消費者金融さんではないでしょうか。
企業寄りの「ファイナンス」を扱います
ここでいう「ファイナンス」は、「財務」とも言い換えることが出来ます。もっぱら、企業サイドが、会社の運営もしくは事業推進のために手がける、「お金のやりくり」くらいの意味でご理解ください。
ファイナンスに関しては、最近で言いますと、企業合併買収における企業価値算定のトピックを扱っています↓
グロービスさんとのおつきあい
グロービスさんはもともと経営系書籍の出版社(もっとも最近は、セミナーとかマネージメント層の育成教育のような分野にも力を入れておられるようです)。
ファイナンスに限らず、グロービスさんのMBAシリーズにはお世話になりました。
とはいえ、あくまで入門書として位置付けるのが実際的かと感じています。これをスタートとして、次はより専門性の高いナレッジを目指すという風に接してきました。今回は、その中でも、ファイナンス編😊↓
出典はアマゾンさん。————————————————————————
【目次】
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(ページネーションはkindleでの表記に従います)
本書のターゲットは?
No.22
時代の要請により、ファイナンスのセンスは今後ますます求められる傾向にあります。しかし、難解な専門用語による解説書は多いものの(中略)とくに20〜30歳代の初学者に自信を持ってお薦めできるのがありませんでした。
さらには
No.66
大手総合商社で、プラント輸出に関わる貿易金融やエネルギー資源開発案件でプロジェクトファイナンス業務に携わったのが私とファイナンスとの「出会い」でした。
ということは、本書は
ファイナンス初学者
20〜30歳代の方
企業(内)財務だけでなく、プロジェクトファイナンスなど、大型案件でのノウハウも知りたい人
向けですね😊
ちなみに
- プラント輸出→食品とか衣料といった消費者密着商品ではなく、大型の船とか、製鉄の設備とか、とにかく大型で完成させるのに、何年もかかるような商品の輸出。
- 貿易金融→もっぱら、輸出を促進させるために、国が行う、企業への融資もしくはリスクのシェア。
- プロジェクトファイナンス→大型ファイナンス案件の代表格。企業の信用度などではなく、プロジェクトの収益性に注目して資金を調達します。さらに、多くの参加者で資金負担とリスク負担をシェアし、大型案件の推進を可能にするもの。
プロジェクトファイナンス(ぷろじぇくとふぁいなんす)とは - コトバンク
現在の日本市場における(大型)ファイナンス・ナレッジの需要
完全に私見です💦
企業財務、すなわち、企業の内部で、お金をやりくりする仕事は、業務内容に変化はあるとしても、なかなか、なくならないし、伝統的なものが多いかとは思います。
ですので、それなりに市場の変化の激しい大型ファイナンスについて少しご説明を。大型ファイナンスというのは
- 大型の資金需要(工場とか機械の導入など)に応える
- 個々のプレイヤーではリスク負担が過大なためプロジェクトが頓挫することが多かったのですが、これを数理技術的・法的に分散し、個々のプレイヤーのリスク負担を減らし、大型プロジェクトを実現する
ものです。こうしたビジネス環境は、かつての重厚長大産業(鉄鋼、重化学工業、発電、通信など)での、製造装置や通信設備など、相当お金がかかるところで需要が高いものでした。
最近ですと、跡取りのいないオーナー企業が、企業売却を行う「事業継承」という形で、ファイナンスの需要が出てきているようです。
実際、日本での企業合併買収は、盛んだとか(中身は、事業継承以外にもたくさんあると思いますが)
最後に
今回はファイナンスの概観に触れましたが、次の記事から、具体的に本書の内容に入りたいと思います。
また、次回。
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#プロジェクトファイナンス
#重厚長大産業
#事業継承