【Googleと位置情報】ローカルSEOのあり方。個々のユーザーへのきめ細かい情報カスタマイズの源泉。
こんにちは、ペンギン男です🐧
ヴェニスアップデートしかり、ローカルSEOしかり、ユニバーサルサーチしかり、マイビジネスしかり(関連記事↓)、Googleによる位置情報への熱心な取り組みぶりは目立ちます。
ついては、Googleから発信されている情報↓の中から、その仕組みを探ってみたいと考えています。
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【目次】
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Googleが位置情報を利用する理由
Googleの目指す、きめ細かい検索結果の実現には、やはり、刻々と変わるユーザーの所在地は無視できないことでしょう。実際、
Googleは便利で有意義なサービスを提供することを事業の中心に据えており、この点において、位置情報は重要な役割を果たしています
という明言あります。さらに、ヴェニスアップデートやGoogleマイビジネスといった切り口での、Googleによる位置情報へのフォーカスについての記事↓です。ご参考まで。
ちなみに予期しない場所でのログインなんかのチェックにも有効だとか。
Googleが現在地を確認する仕組み
IPアドレス、もしくはデバイスの位置情報かと思ってましたが、それ以外にも
Googleのサイトやサービスの過去の使用履歴に基づいて
いるそうです。個別に見ていきます。
【パターン①】デバイスのIPアドレスから位置情報取得
IPアドレスは、言ってみれば名札のようなもので、基本的には個々のデバイスに、紐付けられているそうです。
【パターン②】アクティビティから位置情報取得
Googleのサービスを利用する際、デバイスから現在地の正確な情報が提供されない場合でも、特定の場所に関心があると判断される場合があります
例えば「パリのカフェ」という検索履歴あれば(設定にもよりますが)、このタイプの情報はユーザーのアカウントに保存され、まだパリにいるかどうかの判断材料の一つになるのだとか。
【パターン③】保存された場所から位置情報取得
自宅や勤務先のような重要な場所についてGoogleに情報提供が可能です。このタイプの情報がユーザーのアカウントに保存されると、ルートが素早く取得できるようです。
【パターン④】デバイスから位置情報取得
Googleマップなんかのアプリのことを指しているようです。
Googleアカウントに位置情報が保存される仕組み
基本的には
- ロケーション履歴
- ウェブとアプリのアクティビティ
の二つがあるようです。Googleのユーザーアカウントにログインし、「アクティビティ管理」において「オン」設定にする必要あるようです。
ロケーション履歴
ロケーション履歴を有効しておくと、ユーザーが位置情報を取得しようとする場合に、Googleによりカスタマイズされた情報が提供されることになります。
さらに、もし、ロケーション履歴のデータを削除しても、次に説明する「ウェブとアプリのアクティビティ」などで、同種のデータが保存されている可能性もあるのだとか。
ウェブとアプリのアクティビティ
ここを有効にしておくと、日常の、いわゆるオーガニック検索を始めとして、Googleによる、よりカスタマイズされた、より質の高い情報が提供されるようです。
位置情報が広告表示に使用される仕組み
正直、この項目が一番関心高いかも💦
ただし、上記の仕組みの延長線上で、たとえば、ロケーション履歴を有効にしていて、スキー場によく訪れるユーザーに対しては、YouTube動画の視聴中にスキー用具の広告表示など。
なお、
Googleがユーザーのロケーション履歴やその他の個人情報を広告主と共有することはありません
とのことです。さらに、やはり、この点は広告主向けのサービスのベースとなるものなので
Googleでは、ロケーション履歴を有効にしているユーザーのロケーション履歴を匿名化した集合データの形で利用し、オンライン広告キャンペーンが実店舗や施設の来店数の増加にどのくらい貢献したかを広告主が測定できるようにしています
最後に
当然、ロケーション履歴などの個人情報をGoogleと共有するかどうかは気になるところですね。
しかし、「Googleへの個人情報の開示」と、「Googleから提供されるカスタマイズされた検索結果の品質」を天秤にかけて初めて、Googleへの個人情報の開示の是非が判断できるようになります。しかし、この点に関する、確たるモノサシはなかなか見つかりそうにありません💦
また、次回。
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