【MA=企業買収合併は何より事業計画を必要とします②】MAは、百貨店並にビジネススキルのバラエティ豊富な品揃えを要求されます💦
こんにちは、ペンギン男です🐧
MAという業務も、いまではかなり分業化もされているでしょうし、また、ナレッジの共有も進んでいるのではないかと思います。しかし、私が携わっていた頃は、MAは、ビジネス界の「ハイエンド」技術扱いでしたし、とにかく、テンヤワンヤでした。そんな、テンヤワンヤぶりに、これから触れていければ、と。
ちなみに、同じテーマの前回の記事です↓
————————————————————————-
【目次】
- かつて?のハイエンド→MA技術
- なにが、そんなにしんどいか?ビジネス技術的な面以外→主に人間くさい面。
- 買収先が決まれば、次はお金の算段。銀行からお金を借りるときの注意事項。
- 買収したあとはどうするのか?人、組織や制度、そしてITは馴染むのか
- 成功度合いは?失敗したらどうなるか?
————————————————————————-
かつて?のハイエンド→MA技術
私がどっぷり浸かっていた頃は、M&Aはハイエンド扱いでした。ただし、いまは、かなりテンプレート化したのではないでしょうか。
とはいえ、専門的な知識に裏付けられた知識が必要なケースが多いのも確かです。一方、そんな小難し気な側面も強いのですが、同時にお金やメンツなどといった、かなり人間くさい部分があります。
ですので、そこらあたりの、しんどい面は、昔からあまり変わっていないのでないかと推測しています。
なにが、そんなにしんどいか?ビジネス技術的な面以外→主に人間くさい面。
冷や汗ものの買収の切り出し方
まず、買収先に、どうやって切り出すか?考えると、たしかにドキドキするプロセスではあります。
「あなたの会社を買いたいのですが如何ですか?」と質問して、或いは、冷静に受け止めてくれる方もいるでしょう。
ただし、多くの場合は、失礼なこと言うな?と怒られんばかりではないでしょうか。
なので、例えば、知り合いを通じて、丁重に「御社の経営課題についてお手伝いできそうに聞いておりまして」みたいなアプローチするのが、もっともオーソドックスな形の一つではないかと思います。
外堀を先に固める
もっとも、そういうアプローチするまでには
かなり、周りを固めていく必要ありますが💦
とはいえ、スムーズにMAの交渉のテーブルにつけるような、ウルトラCはそこらあたりに転がっている訳ではありません。
ですので、間に立ってくれる人や企業にかなり頼ることになります。
そういう方たちに、買収先の方々の気持ちを固めておいてもらうことになります。
買収先のキーパーソンの見定め
あとは、買収先のキーパーソンをあらかじめ目処をつけておきます。
個々の交渉ごとで揉め事が起こった時都度、最初にお声がけし、その人を盛り立てることに腐心します。しんどい💦
買収先が決まれば、次はお金の算段。銀行からお金を借りるときの注意事項。
基本的には、借り入れの審査時に、次のような項目で貸し出し可否を検証するようです。
- MAが必要な、説得力のある理由
- 経営者の適格性
- 経営者含め、重要な当事者の合意状況
- 企業運営の方針
- 経営計画の有無
- 経営計画の妥当性
だいたい、想像はつくかもしれませんが、長い長いやりとりになることも多々💦💦
買収したあとはどうするのか?人、組織や制度、そしてITは馴染むのか
PMIという言葉があります。
Post Mergers Integrationの略。
企業買収後の、二つの組織を馴染ませる作業のことを言います。これ、意外?と大事です。
とにかく、企業は買収すれば、勝手にうまくいくわけでもなく、その後のフォローアップは欠かせません。企業(だけには限りませんが)は、買うときも買った後も、コツコツやることが多いのです。しんどい💦
項目だししてみると
- 経営方針の共有は?
- 人の配置は?
- 人の処遇は?
- 組織のあり方は?
- 業務フローの浸透・共有方法は?
- IT機器の共有方法は?
- アーカイブの共有方法は?
などなど。
気が遠くなりそう。。。 しかし、これらの項目は、MAを行う「目的」を実現するためのコアの作業。MAの計画立案時にも、メインのテーマとなります。しんどい💦
成功度合いは?失敗したらどうなるか?
一種のカケではあるので、一旦、買収してしまったら、食べ物のスーパーへの返品のように、簡単に無かったことにするのは、相当難しいでしょう。
絶対成功する前提でやらざるを得ません。
ここらあたりになると、MAは奥深いと言えましょう。特に、ナレッジ的なものであれ、ヒューマンネットワークの点であれ、押さえるべきポイントの圧倒的な多さが印象的です💦💦
しんどい💦
また、次回。
#M A
#企業買収合併
#PMI