【Instagramとピンタレスト③】Spotify的スタイル。競合先ではなく顧客重視。獲得だけではなく「顧客育成」のスタンス。
こんにちは、ペンギン男です🐧
この動画全盛の時代にあって、パワーを失わないInstagram。そして、どんなマーケットにも、すぐ二番手の競合相手が出現するものなのに、日本では、なかなか画像SNSにおけるInstagramのライバルが現れません。
すでにアメリカでは実績を残し、日本でも、Instagramのライバルとなる可能性を秘めたピンタレスト。そんなピンタレストを先物買いするのが本記事の目的です。再び、本書↓
出典はアマゾンさん。
なお、ピンタレストさんも、日本国内での苦戦?は重々認識されている様子。
No.210
2015年5月現在、日本国内のユーザーはまだそれほど多くはありません。しかし、2014年の一年間で国内の月間アクティブユーザーは3倍に
(ページネーションはkindleでの表記に従います)
念のため、最も基本的な言葉のおさらいを
No.958を編集
①ボード→画像を収集する場所を「ボード」といいます。
②ピン→画像を収集することを「ピン」といいます。
③リピン→他のユーザーがピンした画像を自分のボードに追加するの機能
それにしても、アメリカという国は、新しいネーミングが本当に好きですね💦
アカウント単位ではなく、ボード単位のフォロー
No.165
ピンタレストはフェイスブックページの「いいね!」(ファン)やツイッターのフォローのように、「ユーザー」自体をフォローするのではなく、「ボード」毎にフォローできます。
この箇所を見ると、やはりピンタレストのサービスは、かなり丁寧に作り込まれている印象を強くします。フォロー機能に関して、ユーザー単位より細分化するという手間をかけつつ、しかも、そういう細分化につきものの、操作上の煩わしさがありません。念のため「ボード」に関して説明を再び。簡単に言えば、先に触れた通り、テーマ別に収集した画像のアーカイブもしくはダッシュボードです。
No.165
例えば、私なら馬とお菓子と花が好きですが、多くのユーザーは馬には興味ありません。一方、お菓子や食べ物に興味ある人はいるでしょう。その場合は、「お菓子」のボードだけをフォローすれば、自分の好きな情報(画像)だけが、タイムラインに流れてくることになります。
もう古くなってしまった感さえ滲み出る言葉ですが「パーソナライズ」が大事にされてます。そう言えば、動画以上に、画像はパーソナルな感じしますよね😊
アナリティクスも用意あり。ただし、ビジネスアカウント限定。
No.272
ユーザーがどのようなピンをリピンしているかの確認や、ウェブサイトを登録すれば誘導数も確認できます。
No.281
「プロフィール」タブでは
- 「表示回数」
- 「リピン」数
- 「クリック」数
- 「最高記録」
の4つを確認できます
No.288
最高記録のピンのタブでは
- 「最も多くリピンされたピン」
- 「最も多い検索キーワード」
- 「パワーピン」
の3つが確認できます(中略)パワーピンはリピン数、クリック数とも多く、影響力の大きいピンです。
主たる要素は、一通りメニューが揃っているようですね😊
日本での今後。Spotifyスタイル。
No.204から。2013年という古めのデータですが、七千万人を変えるユーザーがいて、七割はアメリカだとか。英語圏の国が上位を占めていますが、5位にブラジル、13位に中国も。
画像SNSではありませんが、数年前、日本でもローンチを果たした、音楽ストリーミングのSpotify。ピンタレストさんにはガツガツしたところが見受けられませんが、Spotifyさんのスタンスにも、やや、ゆったりな印象を受けます。Spotifyさんの場合は、大きな成功を収めたため、業容的に余裕があるのかもしれませんが、世界的に多くのユーザーをもつサービス。もっと自信をもって、グイグイとビジネスを推進するという選択肢もありそうなもの。しかし、かつてのように、顧客を「獲得」するというより、むしろ「育成」するようなイメージでビジネスを進めておられるのかもしれません。ピンタレストさんも、同様かも。両者とも、サービスのクオリティは高いと感じていますので、そんなクオリティにマッチするビジネスモデルなのかもしれません。
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