アナリティクスでユーザー・集客・行動分析【Googleアナリティクスのやさしい教科書③】
こんにちは、ペンギン男です🐧
Googleサーチコンソールがweb技術的なサイト診断・改善ツールだとすると、このGoogleアナリティクスは、ユーザーとの接点を解析するマーケティング・ツール。GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスは、表裏一体ですね。これらのツールが無かったら、ネットマーケティング上、どうやって進めて行くんだろうと思ってしまいます💦特に、Googleアナリティクス。
ここでは、本書↓では、Googleアナリティクスに絞って解説頂いています。なお、Googleアナリティクスは以下「アナリティクス」と表記します。
Googleアナリティクスのやさしい教科書。 手を動かしながら学ぶアクセス解析の基本と実践ポイント
- 作者: 株式会社ラグランジュポイント山野勉
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2017/10/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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出典はアマゾンさん。
前回の記事↓
(ページネーションはkindleでの表記に従います)
アナリティクスの強み
最初、アナリティクスという語感の強さに少し腰が引けていました。このアナリティクス、なんとはなく予想はついていましたが、なかなか、使い勝手のあるツールでした。とは言っても、まだアナリティクスを十分使いこなせているとは言えません。現時点の私の理解で、アナリティクスの強みを言えるとすれば、次の三点でしょう。
- ユーザー・集客・行動という、ユーザーの導線に沿った分析軸が用意されている
- 特に「集客」ページにおいては、どこからサイト訪問したかという、参照元の情報があるのが嬉しい。要は、「お得意様」が分かりますので。例のパレートの法則を準用すれば、八割の売り上げは、二割の顧客が稼ぐので、そうした、お得意様の把握はなにより重要でしょう。パレートの法則(2:8の法則)とは - コトバンク
- また、「行動」ページにおいては、ランディング・ページという、ユーザーが最初に訪問したページ、すなわち、集客にもっとも繋がりやすいページが分かります。さらには、サイトのコアの魅力となる人気ページが分かるということです。
もっとも、さらにサイト運営の理解と、アナリティクスの理解が深まれば、別途用意されている、コンバージョンなどのターゲット設定という機能は、なかなかのサポーターになってくれる予感がします。要は、一旦設定すれば、アナリティクスがマイルストーン管理をしてくれるもの。
アナリティクスの弱み
なんと言っても、検索キーワードがほとんど「NOT PROVIDED」となること。
一番重要な情報がアナリティクスというフィルターを通さないのは辛い💦検索キーワードは、SEO対策としてはもちろん第一に考えるべき要素であることに加えて、ブランディングの格好の材料になると思われることから残念です。
ブランディングによって、サイト名とか、記事のタイトルとか、検索キーワードの傾向に従って構築できるなら、なんて、ユーザー志向のブランド戦略となることでしょう😊 「NOT PROVIDED」が少なかった時は、アナリティクスの存在意義はもっと強力だったことでしょう。
もっとも、本書の最初のほうで、アナリティクスができないことは、きちんと明言されてました↓
No.20を編集
アナリティクスではできないこと
- ユーザー→自身のサイト以外の情報や、ユーザーの個人情報に関することは調べられない
- 集客→他社サイトに出稿された広告の表示回数などは調べられない
- 行動→ユーザーの視線の動きなどは調べられない
- ゴール(コンバージョン)→ユーザーの心理は分からない
出来たら嬉しいですが、ここまでの機能はアナリティクスには、求めていないかも💦それにしてもアナリティクスの分析ツールとしての機能は、かなり突っ込んだものがありますね。
サイト運営を伴った実践的なアナリティクスの活用
分析ツールとしての得意不得意はありつつ、基本はとても丁寧な設計のアナリティクス。
今後もサイト運営を続け、その生の体験をふまえ、そして生のデータをアナリティクスというフィルターを通すことで、サイトの継続的な改善が期待できそうですね。
これを実現するには、デジタルとかITの必須条件、すなわち、手を動かすこと、そして妥当なフィードバックを適時に行うという繰り返しあるのみでしょう。まさにアナリティクスの使い方そのもの。
そんな耐久レースに、アナリティクスは、きちんと付いてきてくれそうです。
Googleサーチコンソールとの連動
よくSEOという言葉を聞きます。アナリティクスとの相性はどうなのでしょう。
Search Engine Optimizationの略で、日本語だと、検索エンジン最適化。検索エンジン=Googleなので、如何にGoogleの意図を汲み取って、そして実践するかがSEO。とすると、Googleが提供するアナリティクスのアウトプットを生かすことは、SEOにピッタリですね。
SEOといえば、盛んにキーワードとの絡みで言及されますが、単なるキーワード探しにとどまらない作業のようです。その意味では、サイトの診断・改善機能を有するGoogleサーチコンソールのほうが、アナリティクスに比べて、よりSEOという目的に近しい感じがあります。その意味では、(Google)アナリティクスとGoogleサーチコンソールの二人三脚は必須なのでしょう。アナリティクスとの、長いお付き合いの始まり?
まとめ
以上のような流れをまとめると次のようになるか、と。
- アナリティクスには、ユーザー・集客・行動という、ユーザーの導線に沿った分析メニューが用意されていることが強み
- アナリティクスには、流入検索ワードが「NOT PROVIDED」となることが多く、この点が残念
- SEO対策としては、サイトの診断ツールであるGoogleサーチコンソールが有効。GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスとは二人三脚で活用するとシナジーありそう
繰り返しになりますが、SEOという言葉はよく聞きます。そして適切なキーワード探しの必要性も良く耳にすることですが、いずれも十分に難しい作業。
とは言え、主戦場たるGoogle検索との、長く、総合的なお付き合いをするには、逃げるわけにはいかず、Googleアナリティクスは、そんな作業に豊富なヒントを与えてくれそうです。
繰り返すようですが、実際のサイト運営と、(Google)アナリティクス・Googleサーチコンソールというフィルターを通した分析・フィードバックの丁寧な繰り返しが、自分を助けてくれることになりそうです。
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