【飲み会、ときどき?アルハラ⑤】アルハラは少なくとも700年の歴史あります!!
こんにちは、ペンギン男です🐧。
お酒の付き合いについて、所属部署、接待や同期などのケースに分けてお話しました。
今回は、あまりに急ですが、鎌倉時代あたりの吉田兼好さんの随筆「徒然草」に絡ませた、お酒エピソードを。
吉田兼好さんという存在自体は、なんだか我々からは遠い感じします。実際、700年くらい前の方らしいので。ただし、おっしゃっていることは、現代にも通じる、かなり新しいもの。もしくは、単に、日本人が変わっていないだけかもしれません。
徒然草のおさらい
鎌倉時代に書かれた随筆で、吉田兼好さんが、とりあえずの作者とされているようです。
出典はアマゾンさん。
徒然草 175段という箇所に、お酒のトピックが🥃🍸
徒然草の第175段に、お酒が飲めない人からの苦情めいた言葉がたくさんでてきます。
1分で読む現代語訳・徒然草 | 第175段「世には心得ぬ事の多きなり」
そこでは、酒を無理強いされるケースが、細かく書き分けられています。今とあまり変わらないですね。
吉田兼好さんのお酒エピソード
もっと具体的に書き出しますと
- 飲まされないように、逃げようとしたら捕まえて飲まされる。
- 立派な人であろうと、あっという間にバカみたいになる。
- 元気な人もだんだん重病人みたいになって前後不覚で倒れて寝てしまう。
だいたい、こんなところです。シンプルで、ストレートなアルハラへの苦情申し立てです。
お酒に関しては、今も昔も結構に似ている?! 進歩なし?!
徒然草 序段
つれづれなるままに、ひくらし、すずりにむかいて、こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなくかきつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ
この冒頭の文章は「なんとなく、硯(スズリ)に向かって退屈しのぎに心に到来するさまざまなことを書き綴った」くらいの意味のようです。あまり肩に力も入らず、淡々と気の向くままに徒然草は書かれたような印象あります。そんな、おっとりしたテイストの文章の中に、わざわざ、お酒周りの苦情を盛り込むなんて、吉田兼好さんも、よほど、酒の強要に苦しんだよう。
吉田兼好さんの時代は、700年くらい前ですから、アルハラはその頃から絶好調だったようですね。
そんな長い伝統あるなら、すぐには無くならないはずです。
もっとも、吉田兼好さんはお酒自体は嫌いでなかったようです。鎌倉時代です、ほかに娯楽も少なかったでしょうし。ただ、無理強いは、ろくなことないのでやめましょう、という、至極もっともなお話です💦
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