【ストラクチャード・ファイナンス⑤】今後の関わり方
こんにちは、ペンギン男です🐧
その仕組み
企業の有する売掛金などの「債権」を活用するという画期的な仕組み。しかも、その債権を、株のように小型化し、広く薄くリスク分散を実現する方法。
そのメリット
なにより、
✔️大型の資金調達を実現し
✔️リスク分散を図るという
ファイナンスのエッセンスを実現する、秀逸な仕組み
デメリット
✔️なによりも、複雑さ。
→企業、債権を活用する組織、債権を小口化
するための金融機関、資金流動化に関する
法律を取り扱う弁護士などの専門家が、
他のファイナンス・スキームより高い
コミット度が要求される
ほかのファイナンス・スキームとの違い
<どこで資金がきちんと生まれるのかを見極める際の「どこで」の違いで、考えてみる>
○ストラクチャード・ファイナンス
→対象となる、債権の質と、債権の小口化・
現金化の仕組みの質
○コーポレート・ファイナンス
→貸出先の企業の信用
○プロジェクト・ファイナンス
→対象となるプロジェクトの事業性
<貸借対照表でのポジションの違いで、考えてみる>
→資産の部を使います。
これは、結構、画期的です。
○コーポレート・ファイナンス
→負債の部を使います。
かなり伝統的。
○プロジェクト・ファイナンス
→(いろいろ混み合ってますが)貸借対照表
の外です。
AIとの関わり
金融機関は、AIの台頭に若干の危機感を感じつつも、ゲーム業界や電話業界とともに、ITの恩恵をもっとも受けている業界と言えましょう、
ストラクチャード・ファイナンスも、債権の小口化する訳ですが、これは、リスクの細分化が最大の目的。
となると数理的なリスク分散のあり方につき、AIによって、一層、効果的なフォーメーションが発見される可能性も高いと言えましょう。
実際、着手されている方は、少なからずおられると推測します。
やっぱり、ファイナンス従事者も大なり小なり、プログラミングあたりへの接点は持っておくべきかもしれません。
プログラミングというと一足飛びな印象もありましょうが、ITには「総論」はあまり力をもたず「各論」が全て、という印象を強くしておりますので。
今後の課題
資金の大型需要案件は、ここ日本では、あまり見かけないように思います。
専ら、大規模な初期投資の不要なITが、産業を牽引しているので。
とは言え、まもなく?電力を中心とするエネルギーがもっと一般化し、AIとシナジーを起こし、再度、大型資金需要が発生するシナリオはなくはないと考えています。
もちろん、100%私見です💦
なかなか、他の折れるトピックでした。
#仕組み債
#森ビル
#プロジェクト・ファイナンス