【ストラクチャード・ファイナンス③】ほかのファイナンス手法との比較
こんにちは、ペンギン男です🐧
「なんとか」ファイナンスが乱立していて、ビギナーには、分かりづらいもの。
しかし、広告業界やIT業界同様、ファイナンス業界も新しい用語をつくるのが大好きです。だから、ドンドン分かりにくくなります💦
新しいものを創造した充実感があるんでしょうね。
しかし
○負担の分散
○既存資産の活用
○数学的アプローチ
など、コアになる技術や発想はかなり共通しています。
【目次】
ストラクチャード・ファイナンスのイメージ
一から説明すると長い💦ので、他との比較で、イメージ形成を心がけたいと思います。
<どこで資金がきちんと生まれるのかを見極める際の「どこで」の違いで、考えてみる>
→対象となる、債権の質と、債権の小口化・
現金化の仕組みの質
○コーポレート・ファイナンス
→貸出先の企業の信用
○プロジェクト・ファイナンス
→対象となるプロジェクトの事業性
<貸借対照表でのポジションの違いで、考えてみる>
→資産の部を使います。
これは、結構、画期的です。
○コーポレート・ファイナンス
→負債の部を使います。
かなり伝統的。
○プロジェクト・ファイナンス
→(いろいろ混み合ってますが)貸借対照表
の外です。
とうですか?ぼんやりでもイメージ湧いていますか?
例えば、簿記なんかだと勉強すれば、必ずしも実務に関わらなくても、わりかし、すっと頭に入ります。
これに比べると、こうした大型ファイナンス系は、実際にやってみないと分かりにくいかも💦
参考となる書籍のご紹介
数理的なレベルまで突っ込んだりすると、ドンドン新しい良書が生まれていることでしょう。
しかし、基本の習得は、まさに、この本!!バリバリの実務経験者が、数式をあまり使わず、丁寧に丁寧に解説されてます!!
出典はアマゾンさん。
ストラクチャード・ファイナンスは、資金流動化に関する法律など、ほかのファイナンス・スキームと比べて、かなり、法律が入り込んできます。
従って、ここでは、法律事務所による著作。でも、面白いことは面白いですが、結構、肩が凝ります💦
新しいファイナンス手法【第2版】-プロジェクトファイナンス/シンジケートローン/知的財産ファイナンスの仕組みと法務
- 作者: 西村あさひ法律事務所
- 出版社/メーカー: きんざい
- 発売日: 2015/08/18
- メディア: 単行本
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シグマベイスキャピタルさんも、良書を量産されています。好きな出版社さんです。
こんな本も出版されてますが、ちょっと手強さがハードです💦
ストラクチャード・ファイナンス EXCELによるキャッシュ・フロー・モデリング
- 作者: キース・A・オールマン,桶本賢一,佐伯一郎
- 出版社/メーカー: シグマベイスキャピタル
- 発売日: 2018/07/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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とにかく、イメージ、イメージで、まずは感触をつかんで頂くと嬉しいです。
#仕組み債
#森ビル
#プロジェクト・ファイナンス