ペンギン男の生活@気になるのは、海外SEOとYOGAとお天気

Web方面では、SEOだけでなく、事業計画やファイナンスといったWebビジネスを柔軟に支えるナレッジもカバー。身体方面では、ヨガだけでなく、ストレッチも加えたエクササイズのナレッジを積み上げていきます。なお、体調に大きく影響する他のトピック、例えば天気の話題も時折絡めます。

【経済指標を使いこなす①】ヤフーさん情報は重宝しています

こんにちは、ペンギン男です🐧

結局、通常の業務にも関連してくるのですが、今回から、一企業内にとどまらない経済指標の話です。

経済指標含む経済情報だとヤフーさんを重宝しています

以前は日本経済新聞とか、はたまた、海外のニュースサイトだと、ブルームバーグあたりをよく見てました。そこで、個別に経済指標を拾っていました。

どちらも硬派の経済専門家の投稿。一方、最近、よく目にするのが、ヤフーさんの情報。

  • ヤフーの経済ニュースとか

  • ヤフーの経済指標カレンダー

速報性とか、画面の整理のされ具合とか、素晴らしいですね😊経済指標なんかも、すぐピックアップできる感じ。

そんな経済指標と通常業務にの接点

経済ニュースや経済指標にも、馴染んでくると、プレゼンテーションや契約交渉をリッチに見せるアクセサリーとした活用するようになりました。

ちなみに、経済指標を扱ったものはゴマンとあると思いますので、単なる用語解説でなく、自身の体験と合わせて話していきます。

逆に、経済指標関連の用語解説はミニマムになると思います💦

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【目次】

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経済指標は遠い存在?!

経済指標なんて、新聞はもちろん、株式などの投資の判断材料に情報提供されているのがもっぱらとの印象。

投資にあまり触手の伸びない私としては、あんまり関心なくても、無理のないところ。

また、新入社員になって、社会人のたしなみとして、日本経済新聞を読む訳ですが読み終わっとき、いつも感じてました。

「あれっ、何が書いてあったっけ?!」

そんな、ありさまです。経済指標の数値そのものはもちろん、内容や示唆することなど、理解しているはずもありません。

たまに耳にするGDPとか景況指標あたりの経済指標を軽く聞き流す日常。

 

部内飲み会での会話

基本はこんな、経済指標の話題なんてでません。

取引先の悪口か説教くらい。

でも、ごくたまに、例えば今回の英国のEU離脱みたいな大きな事象あると担当者に「おい、本当に、離脱したらどうなるんだ?」とのかなり難度の高い質問が浴びせられます。あと(GDPとかどうなるんだ」などと。

答えられなければ、怒られます。

一方、英国の株式や国債を買っているマネーが日本に還流して、日本の市場が活性化するかも、といった、それっぽいことを言うと不機嫌に😑

どないせぇっちゅうねん。。。

 

事業計画での活用

飲み会での与太話はともかくとして、経済指標と割に本格的に向き合うことになるのは、事業計画策定時でした。関連記事↓

事業計画策定時には、

  • リスクの洗い出し
  • その分析
  • 対応策
  • 対処できない場合に、吸収できるどうかの収益性との比較衡量

が必要となります。

そんな中で「カントリーリスク」というものがあります。

カントリーリスクとは - コトバンク

戦争とか為替とか、一民間企業では、コントロールできない国家レベルのリスクを指します。

経済指標から、ただちにカントリーリスクを把握できるわけではないのですが、基礎データとして尊重されます。

ここから、経済指標との、長いおつきあいが始まりました。

 

また、次回。

 

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【契約交渉のスキル⑩】NAVER的契約交渉のスキルまとめ。

こんにちは、ペンギン男です🐧

契約交渉は、かなり万能な様相を見せてきました。

一方、契約交渉そのものは最近、言葉としてあまり耳にすることがなくなりました。

契約交渉というと、一個人に負担がかなりしわ寄せされる点、酷な作業であることは確か。それも、契約交渉という手続きに依存しなくった背景の一つか、と。

ここで、軽く、今までのまとめを。

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【目次】

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契約交渉と同時に進めるべき主要アイテム

  • 事業計画書
  • 契約書

はい。いまや、基本中の基本です。

とはいえ、個人、もしくはコンテンツ発信がメインの方は、ここらあたりは気にせず、どんどん情報発信された方が時代には合っている印象はありますね。

 

事前準備

  • 社内的にどこまで譲歩できるかの合意
  • 譲歩する優先順位合意
  • Q&A洗い出しとその回答用意
  • こちらに有利な議論展開のためのストーリー作り

契約交渉に必要なのは、なによりも丁寧な下準備。そして、本番の時のロジカルな流れの組み立てと、最後に瞬発力です😊

 

本番

  • 相手の説明の矛盾の書き留め
  • 自信見せつつ、相手へのリスペクトは忘れずに
  • 極力、迅速な回答
  • 流れを変えたいときには、質問をたくさんすることで、方向転換の材料を探す時間と機会を確保
  • 常に全体の整合性に配慮

どれも重要でしたが、あくまで契約交渉全体のスムーズな流れを止めては逆効果です💦

 

ゼロサム・ゲームの時に役立つ

ゼロサム・ゲーム、すなわち、

  • こちらが得すると相手が損をして
  • こちらが損をすると相手が得する

場合には、特に役に立ちますね。

ゼロサムゲームとは - コトバンク

本当に勝負事、という感じ。

 

WIN-WINの場合でも役立つ

先ほど「ゼロサムゲーム」の時に役立つと書きました。

もちろん、ゴールの設定次第で、長期的な持続可能な関係を築きたい場合にも、

  • 全体的な整合性を確保したり
  • 漏れのない案件運営を実現する

という意味では、かなり貢献すると思います。

これからの社会は、こちらの持続可能性を常に模索していきたいですよね。

ウインウインとは - コトバンク

持続可能な社会(ジゾクカノウナシャカイ)とは - コトバンク

 

長かった、契約交渉のスキルのお話。

 

お付き合いありがとうございました。

 

また、次回。

 

#契約交渉

#契約書

#ゼロサム・ゲーム

#持続可能性

#win-win

【契約交渉のスキル⑨】契約交渉の、多彩な使い途😊しかも追加の手間少なめ😊

こんにちは、ペンギン男です🐧

契約交渉がいろんなところで、その威力を発揮することは前回ご説明の通り。

相手がどうあれ、基本はあまり変わりません😊追加の手間は、ありがたいことに、あまりありません😊具体例で見ていきたいと思います。

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【目次】

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銀行  〜通常の借り入れ〜

これは都市銀行さんであれ、政府系の中小向け金融機関であれ、そんなに手続きは変わらなかったと記憶しています。

銀行さんとしては、貸し出し対象につき

  • 反社会的勢力と付き合いないこと
  • 貸し出し目的が適正であること
  • 帳簿が整っていること
  • 黒字であること
  • 焦げ付きの実績ないこと
  • 必要な担保あること
  • 登記簿謄本などの公的書類の整っていること
  • 経営者が信頼できる人であること

あたりが関心事。

数字や書類の準備は淡々と進め、あとは上記の項目に関して、相互矛盾ないようにコミュニケーションとること肝要。

全体の整合性は、契約交渉でも第一優先度。

変に矛盾あると

  • 説明の信憑性が失われる
  • 追加の資料作成の必要性がでてくる
  • 追加の条件が加わる 
  • 銀行による審査時間が長引く

などのデメリットは避けられません。そう、デメリット満載です💦

 

コンサル向け提案

いわゆるコンサルの方の下請けのような仕事をする場合、もちろん、アイデアの新規性や市場性は歓迎されます。

ただし、イメージとしては、整理された資料つくりが、もっとも歓迎されたかも。

例えば

  • 全体として矛盾ないこと→すなわち整合性
  • 必要な項目の網羅→ケースバイケースとは言え、理念だけではなくビジョンも加えてほしいという「書類としての網羅性」を大事にする人も。理念とビジョンの考え方の棲み分けを相互に納得するのは、面倒でした。
  • 細かい質問への迅速な回答→お仕事柄か、質問には、即座に回答しないと調子が狂うのだとか。もちろん、ケースバイケース、そし人によります。

契約交渉と並行して動かしてきた事業計画の

策定のメソッドが生きた場。

 

広告系のコンペ

公共広告機構など、広告系のコンペ。

消費者に与える実質的な効果より、未だにクリエイティブ的なことがもっぱら、きにされているのも、現場の実情。

従って、経済合理性を重視しているのは、こちらサイドだけ。期待される経済的な効果は脇に置いて、クリエイティブ周り(だと思うのですが💦)の、やたら細かい、またはトリッキーな質問の嵐。

ここでは、契約交渉で必要とされた、

  • 事前のストーリー作り。議論をこちらのペースにのせる狙い。
  • 事前に想定されるQ&Aの洗い出し
  • 着実なロジックな積み上げ

が役に立ちました。

 

まとめ

あくまでケースバイケースではないか?というご意見があるのも私なりに承知しています。いずれにせよ、少なくとも実体験に基づいて

  • 銀行向け
  • コンサル向け広告  
  • コンペ向け

という風に、契約交渉スキルの転用が、業界を超えて役立つことが多少なりとも共有できれば幸いです😊

 

また、次回。

 

#契約交渉

#契約書

【経済指標を使いこなす⑨】金利

こんにちは、ペンギン男です🐧  

 

金融絡みで、通常のビジネス推進上、その取り扱いに、なかなか頭が痛いのは、為替と並んで、金利です。

 

今は超低金利時代なので、余程の大きな金額でなければ、極端に影響が出ることはないでしょう。

 

ただし、毎月、静かに、自動的に発生しているコスト。銀行さんとの安定的な関係維持の目的でも、変なところでつまづくことなく、着実に処理したいところ。

 

そうです。金利スワップなど、デリバティブで儲けるたつもりがないのなら、失敗を如何にしないか、に留意すべき分野です。

 

また、金回りが悪いと、本業の調子が良くても、いきなりビジネスがストップすることもあるので、事業計画と並行的に進めること肝要です。

 

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【目次】

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何が問題になってくるか

 

ざっと、

金利水準

○変動金利か固定金利

○返済期間

○担保

あたりに焦点があたります。

どれも、普段の生活でなかなかお目にかからない、馴染みのない数値である点、厄介です。

 

金利水準

 

銀行毎にそんなに大きな差は現状ありません。

相見積もりを丁寧にとっていくことで、問題ないかと思います。

 

事業計画のプレゼン目的で、おもな金利は一応、抑えておいたほうが無難です。

 

日本とかアメリカの政策金利あたりを。

 

政策金利(セイサクキンリ)とは - コトバンク

 

 

日本銀行とかアメリ連邦準備銀行のサイトに載ってます。

 

金利(預金・貸出関連) : 日本銀行 Bank of Japan

 

The Fed - H.15 - Selected Interest Rates (Daily) - October 23, 2019

 

変動か固定か

 

借り入れは、基本的に、後に残す負担です。

ALM(Asset Liability Management)など資金管理に本腰を入れているのでなければ、リスクとコストが予め固定する、固定金利一択でしょう。

 

ALMとは、企業の資産と負債の関係を最適化する財務戦略。

 

ALM(エーエルエム)とは - コトバンク

 

念のため、変動金利で借りた時と、固定金利で借りた時のシミュレーションによる比較は、精神の安定のためにも、有意義とは思います。

 

返済期間

 

本気で、もっとも望ましい水準を求めようと思えば、先ほどのALMほかの、かなり厄介な手続きを踏む必要あり、あまり、おススメできません。費用対効果が悪過ぎる懸念あります。

 

銀行さん側から、その時の借り入れ金額に対応する、一般的な期間で見積もりを出して頂くことで、概ね、解決する問題か、と。

 

リスクヘッジ

 

ここは、話が面倒になるので割愛。もし、需要あれば、ちょっと深掘りする用意はあります。

 

担保

 

不動産あたりあると、話はスムーズです。

 

ただし、最近のトレンドだと、そんな条件をつけると借り手がいなくなるせいか、要求されるのは、経営者の個人保証くらいでしょうか。

 

あとは、純粋な担保ではありませんが、銀行さん側から要請のあり、銀行さん側の判断の根拠となる、書類をタイムリーに提出することが肝要です。

 

ここで言う書類とは、

○三年分の財務諸表

○定款

○登記簿謄本

○会社案内、あたりです。

 

もちろん、

○予算

キャッシュフロー

あたり提出できれば、銀行さん側から喜んで頂けると思いますが、なくても、大丈夫そう💦

 

返済履歴

 

とにかく銀行さん側も、全くデータなければ、貸出先として、まともかどうか判断のしようがありません。

 

なので、とにかくも、少額で短期間でも、貸出そして返済履歴あると、内部的に、かなり説得力をもつようなので、この点は留意頂いて、損はないと思います。

 

 

 

また、次回。

 

#経済指標

#経済

#金融

#景気予測

#日本経済新聞

#稟議書

#事業計画

 

【経済指標を使いこなす⑩】消費者物価指数と失業率

こんにちは、ペンギン男です🐧

 

あれあれ、経済指標の話も長くなってきました。

 

まぁ、奥が深いと言えば深いからですが、ODA(Official Development Assistance)という政府開発援助などに関与していない限りは、あまりどっぷり入り込んでしまうのは得策でないでしょう。

 

広く浅く触れるのが肝要か、と。

 

ODA(おーでぃーえー)とは - コトバンク

 

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【目次】

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とは言え、経済指標を深掘りしなくてはならないケースもでてきます

 

さて、経済指標という、言ってみれば経済に詳しい人だけが分かるような、ローカルな情報といったイメージありました。

 

でも、否応無く、どっぷり浸かってみると、それなりに、一般の生活に密着してしたものが多い。

 

考えてみれば当たり前。経済活動なんて、みんなの生活をお金の観点から、集計しただけですからね。

 

もっとも

○名称がうるさい

    →国内総生産って、言葉はあっても、実態が

       イメージしにくい💦英語の直訳?!

 

○集計額が大きすぎること

   →GDP五百兆円って言われても💦

 

○変に小難しくした解説がつきものであること

   →国債など国家の借金が1,000兆円と嵩んで

      いること懸念されますが、国民総資産も

       1,400兆円あるので、心配ないという

       説明を耳にします。

 

      大変なの?大丈夫なの?こういう迷いが

     でる時点で、大丈夫じゃないと、思い

      ますが💦

 

こんな風に、とっつきにくくなってますね。

 

一旦ついたレッテルというのは、怖いものですね。

 

消費者物価指数。国民生活の安定度を見る数値

 

たまに、消費者物価指数がクローズアップされることがあります。

 

いわゆる物価の動きです。

 

消費者物価指数(しょうひしゃぶっかしすう)とは - コトバンク

 

GDP金利為替相場なんかに比べると、ビジネス推進の是非を判断するに際して、やや遠い指標というイメージあります。

 

ただし、その国の生活が安定していることは、たしかに、ビジネス推進上向かい風でしょう。

 

また、当該国もしくは近隣諸国で、生活の不安定さによる暴動などが起こっていると、事業計画プレゼンの聴き手から、質問されやすいようです。

 

現在、日本では数パーセントですが、南米あたりでは、かつてのハイパーインフレを想起させる、極端なケースも結構あります。

 

ハイパーインフレとは - コトバンク 

 

1カ月で物価2倍、ハイパーインフレの現場を歩く: 日本経済新聞

 

常に出会う、ドヤ顔の質問

 

それから、事業計画のプレゼンの聴き手で、なにか、もっともらしいことを言いたい人が必ず出てきます。

 

今だと、イギリスのEU離脱によって、このビジネスはどんな影響がでるのだろうか、とか。

 

もっともらしいですが、もっと個別の論点に絞らないと、話がぼやっとするのも確か。例えば、このビジネスでは、英国政府から許可されたライセンスの使用が基礎となっているが、大丈夫か?もしくは、問題ある場合に、代替策あるかなど。

 

もちろん、少しハードルの高い質問をして、プレゼンターが如何にきちんと対応できるか、如何にこのビジネスについて考え抜いているかを確認したいケースもあるようです。

 

正直、あまりプラスの無い面倒な作業ですが、あらゆる局面に準備しておくための、さまざまな視点を知るためだ!くらいに、前向きなマインドセットをもっていたほうが、精神衛生的には、良さそうです💦

 

 

失業率。国民生活の安定度を見る数値

 

これは分かりやすいですよね。

 

失業率(しつぎょうりつ)とは - コトバンク

 

やっぱり、失業されている方が多いと、もろもろ問題は多くなりそうですし、その点をケアしておくのは、まぁ、妥当か、と。

 

ちなみに、日本経済が調子悪く、アメリカ経済が調子いいと言われる時でも、ほぼ常に、日本の失業率の方が、小さいのは不思議です。

 

日米の失業率

 

最後に

 

消費者物価指数も失業率も、当該国の状況を知る、よい物差しではあります。

 

ただし、事業計画で、ここまでカバーするとなると、相当気合いの入ったレベルかと思います。

 

また、次回。

 

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【契約交渉のスキル⑧】契約交渉スキルがもたらしてくれる、ありがたいオマケ😊

こんにちは、ペンギン男です🐧

連戦連敗だった契約交渉が、なんとなく自分で対処出来始めてきました。前回の記事↓

やったー!というより、良かった。安心した、

というのが本音。

ぼんやり気付いていたことではありますが、契約交渉スキルはかなり広く使い勝手があることを再認識することとなりました。

今回は、契約交渉の、そんなメリット面に触れたいと思います。

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【目次】

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契約交渉の専門家としての、ゆるい評判獲得

広くお声がけがある

社内はもちろん、メーカーさんからも「直接の担当でないのはわかっているが」という枕詞つきで、丁寧に相談されることが増えました。嫌な顔をせず、丁寧に対応していると本業での有利な計らいをして頂けることに😊

当然ですが、いい評判というのは、ありがたいものです。

 

すべては契約交渉ととらえると取りこぼし少ない

そんなに大げさなことではなく、

  •    収益もしくはその他のメリット
  •    金額もしくは手間のコスト
  •    貸し借り

という三つの要素のバランスで、個々の事項を判断できるようになったもの。特に、「貸し」は、「信用」とほぼ同じ意味。

 

事業計画が、より地に足のついたものに

  • ターゲットとする対象
  • 収益のシミュレーション
  • コストの削減

など、実際の契約交渉で言及されたトピックなどを勘案することは、事業計画の策定やその説明の時にも、なかなか有効でした。

実績と、地に足のついたスキルが功を奏した、良い例です。

 

後ろ向き案件の交渉を有利に

後ろ向き案件のツケ

仕事を進めていて、もっとも困るのが所属部署が長年抱えている後ろ向き案件の処理。

誰も手に負えないと思って管理も適当💦

審査担当部門にも、現状や見通しをちゃんとした説明ができないこと多し。

単純に、その担当になったものが、貧乏くじを引いた形になります💦私も、その落とし穴に💦

対処

ラチがあかないので、事業計画に倣う形で、不良債権(正確には債権ではありませんでしたが)の回収につき、

  • 経緯
  • 懸案事項の列挙
  • その解決可能性と、解決できない場合のリスクのインパク
  • 回収具体策
  • 回収可能性
  • 回収スケジュール

をまとめ、審査担当部署を説得するための社内行脚。

成果

過去、審査担当部署から、常に、早急な対処を迫られていた、こうした後ろ向き案件の現状を共有して

  • 不良債権額の圧縮の支援
  • 回収の目処明確化
  • 未回収部分の会計処理方法

の新たな合意をとりつけることを優先。

これは、

  • 近い将来の損失につながるリスクを最小化するべく審査担当部門のは支援を取り付け
  • 残ったリスクについての、対処法を社内で合意し
  • 新たな事業計画に関する社内承認とりつけの際に、必ず「まだ、あの案件も片付いていないのに、新たにリスクとって大丈夫か?」という手続きのストップ要因の排除

に成功につながりました。

 

まとめ

以上のストーリーをまとめると、次のようになるか、と。

  • 契約交渉の専門家は少ないので、色々派生効果がある
  • 契約交渉を通じて、やりとりした貸し借りは「信用」に
  • 契約交渉でのコミュニケーションが事業計画への好影響に
  • 新規案件だけでなく、後ろ向き案件にも契約交渉は奏功します

 

また、次回。

 

#契約交渉

#契約書

#不良債権

【契約交渉のスキル⑦】世界あちこちでの契約交渉事例

こんにちは、ペンギン男です🐧

一度、契約交渉についての鉄板のパターンを覚えれば、あとは数をこなし、多少の変化球には耐えられるようにするだけ。

もしくは、その変化球が、本当に耐えられるものか否かを早く判断できるように心掛けるだけ。大丈夫ならそのまま進め、このままでは危ない!と思えば、契約交渉上、次の手を打たなければいけません💦

ついては、印象的な契約交渉をいくつか列挙します。

前回の記事↓

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【目次】

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契約交渉@オーストリア

→(ロケーション)首都ウィーン。 

→(案件特徴オーストリア事務所がカバーしている、ある東欧国家向けの不良債権の処理。過去の大規模な戦争が原因で工事が頓挫したもの。

→(契約交渉経緯)もう十年以上前の話!と言わんばかりの不機嫌な先方の担当者の表情。

でも、種々の懸案事項に対する具体的な解決方法を提示すると、想定されていた損失が圧縮されるどころか、利益でるとわかり、契約交渉相手方は、えびす顔。

ちなみに、契約交渉の相手方は、笑顔の下手な無愛想なオーストリア人でした。クラシックの本家本元の国=オーストリアを心からリスペクトする私。そんな、私のこだわりがなければ、もっとつらくあたるところでした💦

 

契約交渉@スロバキア

→(ロケーション)首都ブラスチラバ。かつてナポレオンも戦役で訪れたよう。当時はかなりの田舎。

→(案件特徴歴史的に東欧に関係の深いドイツが企業の買収合併を急いでいる時期で交渉相手もドイツ人。とにかく、自分たちがあまり手をかけずに、任せられる納入先を探している様子。おまけに在日本ドイツ大使館にいたことある方で、日本語わかる方。なかなか油断のできない相手でした。

→(契約交渉概要世界的に産業のProductivity(生産性)は年率6パーセントで上昇しているから、その分、製品の価格を圧縮しろ、と。あまりにもっともらしい切り返しに、契約交渉の場も静まりましたね。しかし、真剣な契約交渉の場なのに、なんか浮ついた相手の雰囲気。こちらも背に腹はかえられないので、「6パーセントという数値に、何か具体的な根拠あるのか?!」と照会したら、笑ってごまかしていました。たった、それだけのことでしたが、多少はまともな相手との信頼を得たのか、その後の契交渉でも、詭弁は使わなくなり、スムーズに進展😊もしかしたら、先の「生産性6パーセント」エピソードは、他の契約交渉の場では、相手をやり込める鉄板の切り口だったのかもしれません💦

 

契約交渉@チェコ

→(ロケーション)首都プラハ

→(契約交渉概要)よく争点となる決済条件や納期で、あまり無理強いされず、とってもベーシックな契約交渉シーンで終始しました。恐ろしく真面目な交渉相手で、自分たちの間違いには、すぐ謝罪する化石のような真摯な人たち。

無事、契約締結した後は、パブへ。珍しく、気持ちのいいお酒。

 

契約交渉@中国

→(ロケーション)上海。

→(案件特徴まだ中国政府、正確には中国地方政府の支払い能力に危なっかしさがあった時。

→(契約交渉概要)東京からは、客先の支払い確度を高めるために、ドル建ての保証を要求されるも、中国の法制度をたてに、ガンと突っぱねれました。

最終的に香港の保証会社を見つけたのでことなきを得ましたが

  • 「中国への布石を打ちたい営業部」と
  • リスクヘッジを旨とする審査担当部署」

との間で、只でさえ揉めていたのに、さらなるドンパチが起こるところでした。

 

契約交渉@シリア

→(ロケーション)首都ダマスカス。昔から物騒なところ💦日中と夜間の温度差が三十度ある中での長期戦。

→(案件特徴)最初から複数の案件に着手。

  • シリアで長らく新規案件無かったにも関わらず取り組んだ「前向き案件」と
  • 何十年と放置されていた「後ろ向き案件(=不良債権)」

のセット。東京からは、とっとと片付けてスロバキア行け、と矢のような督促。この世にお慈悲はないものか、と心底思う私💦

→(契約交渉概要)客先の各階層のキーパーソンについては、既に見つけ当て、関係作りには成功。その上で、

  • こんな後ろ向き案件を放置していることが、客先の評判を落とし、通信や放送の近代化を阻害していることを強調し
  • 後ろ向き案件を解決するために客先からキャッシュアウトがあったとしても、それが極めて正当であることの、客先内組織向けロジックを提供する

ことで、なんとか解決。

 

へとへと

 

また、次回。

 

#契約交渉

#契約書